
新年のご挨拶
厳寒の候、関係者各位におかれましては、益々お元気で念佛相続の事と拝察申し上げます。
昨年も皆様におかれましては、大変お世話になりました。改めて感謝を申し上げます。
さて2023年を振り返りますと、差し迫る課題を強く感じる年でした。コロナが第5類へと変更され、外にも出やすい空気感が出てきた年でした。当寺でも夏祭りが復活。伊達も武者まつりがあり、伊達の夏らしいひとときを過ごせたことはとても嬉しく、感動的でありました。しかしお盆参り中の暑さは「こんな事は初めてだ」と異口同音に話されているのが印象的でした。
しかしあまりにスケールの大きな話である地球環境問題は「何から手をつけていいのか分からない」「どうせやっても意味がない」といった意見も世間では散見されるものであります。実際に日々のお参りでお話しをしていても、具体的なお話には至らない事が多いです。とは言え黙っていても地球環境が良くなる訳ではありません。それに加え、いまだに紋鼈寺のある伊達市の社会課題も日本全体の課題もそのままです。
テレビのニュースや新聞をよく見ていると、大きな不安を感じ、気持ちが押し潰されそうになりますが、打ちのめされるばかりでなく、ほんの小さな事でもいいので行動していく事が大切なのではないかと、捉え方が変わって来ました。もちろん無理は禁物ですが、今年から全てではありませんが、例年の行事を徐々に戻してみると、小さな行動の積み重ねで今まで出来ていた事に気付かされました。
世界は「行動」によって支えられ、「行動」によって未来が作られている。当たり前の事ですが、この事を身に沁みて感じました。今年は私から皆様に2つほどお願いをしたいと思います。まず1つ目は、ぜひ何かしらの「行動」を起こしていただきたいのです。難しい事は求めません。「応援」でもいいでしょう。「お仏壇にできるだけ手を合わせる」でも結構です。ぜひ行動して下さい。
そして2つ目にはその「行動」で、どのような変化があったか、お教えいただきたいのです。私自身は今年に「行動する大切さ」を今一度味わい、私なりに行動してみた次第です。そして2024年も思考することを止めず、できるだけ行動する事を心掛けながら、邁進したいと思います。皆様、来年もよろしくお願いいたします。
合掌
紋鼈寺 住職 奥田 正弘